Cocktail Story~ 夏にオススメしたいカクテル3選

ご無沙汰しております、四宮です。

introduction

今回のcocktail storyは新たな試みとして
夏におすすめしたいカクテルをいくつか紹介したいと思います。
7月も半ばになり雨も多くなってジメジメした日々が続いているので、
すっきりとしたカクテルで爽やかな時間を過ごしていただければ幸いです。

また今回紹介するカクテルは自宅でも再現が容易なものを選んでおりますので、ぜひお試しください。

 

シーブリーズ

この名前は聞きなれた方もおいと思いますが、スタンダードカクテルとして普及しております。

分量例:

ウォッカ20~30ml
クランベリージュース30ml
グレープフルーツジュース40ml

基本的には全て同量のレシピとされています。
お酒が苦手な方はウォッカの量を減らしてみても良いかもしれません。
このシーブリーズというカクテルは他のスタンダードカクテルと比べても歴史が浅く、
初めて世に出たのは1980年代と言われおります。
そのため材料は固定されていますが、
分量や作り方などは少々ばらつきがあり完全に定まってはいなように感じます。
そこを踏まえると気兼ねなくレシピを自分好みにアレンジしやすいのではないかと思います。
作り方に関してもビルドでもシェークでも構いません。
個人的には濃度の高いクランベリージュースを使い軽くシェークして作ると
良いバランスに仕上がりますのでおすすめです。
シェーカー内の氷ごとグラスに注ぎましょう、
その場合は割れにくいグラス(厚手のもの)を使うようにしてください。

ブラッディメアリー

次におすすめするのはブラッディメアリーです。

分量例:

ウォッカ30ml以下
トマトジュース1缶(180g)

非常にシンプルですが実際にバーで飲んでみると
店舗ごとのアレンジが非常に多彩なカクテルとなっております。
トマトが苦手な方もおられるので、
万人にウケが良いカクテルとは言えないかもしれませんがお好きな方にはおすすめです。
上記のレシピはすごくシンプルですが、
さらに塩や少量のレモンジュースにブラックペッパーを加えて作る場合が多いです。
塩分の摂りすぎに関しては気をつけないといけないとは思いますが、
夏場に暑さで消耗している分少し塩のきいたブラッディメアリーは格別です。
ご自宅で再現されるときの注意点としてはウォッカの量を多くしすぎないことです。
トマトジュースを180g程度の缶1本使用するなら、ウォッカの量は30ml以下にしてください。
ウォッカが多くなりすぎると独特の苦味が出ることがありすごく残念な味になってしまいます。
どうしてもアルコール度数が物足りなく感じられるときは、
量は変えずに度数の高いウォッカを使用してください。
トマトジュースは濃度や粘度が高いものが多いのでしっかりと混ぜていただく点もお忘れなく。

マタドール

3つ目はマタドールというカクテルです。

分量例:

テキーラ20〜30ml
パイナップルジュース70ml
レモンジュース1tsp

こちらも非常にシンプルなレシピではありますが、
少し甘めなカクテルが良い場合はレモンを控えても良いと思います。
マタドールに関しては前提としてシェークをするのですが
ご自宅などで作られる際はあまり気にせずグラスの中で混ぜていただいて良いと思いますが、
その際は必ずお酒から先にグラスへ注いでください。
またこのカクテルに関しては、
前回の記事でお伝えさせていただいたフローズンカクテルにも応用ができます。
上記レシピに冷凍のパイナップル(缶詰でも構いません)を適量加え
ミクサーにかければフローズンにアレンジすることができます。
パインを冷凍するなど少し手間はかかってしまいますがこちらもおすすめいたします。

Ending

今回は夏におすすめするカクテル3つを紹介させていただきました。
この3つのカクテルのを選んだことにもしかすると疑問を感じられる方が
おられるかもしれませんが、これらを選んだ最大の理由は
固定概念にとらわれず自由にカクテルを楽しんでいただきたい
という思いからアレンジを加えやすいものを選択いたしました。
自身がオーセンティックバーと呼ばれる形態の店舗に身を置いていた時期は、
まさに固定概念に囚われておりました。
プロとして仕事をする以上最も大切なのはお客様に楽しんでいただき、
その上でカクテルやバーの文化を発展させていくことのはずです。
しかし自身が身を置く環境はプロの価値観をお客様に押し付ける場であったように今は感じます。
カクテルやバーがもっと身近なものになってほしいと願い、
今後も気軽かつシンプルにいろんなお酒の話ができればと思っておりますので、
今後ともよろしくお願いします。

四ノ宮清十郎

若くしてバーの世界に飛び込む。
オーセンティックバーなどで修行を積み、独立。
現在は関西を中心に飲食コンサルタントとして活躍中。

You May Also Like

More From Author