Cocktail Story ~ カルーアミルク

introduction

今回はカルーアミルクについて色々描いていきたいと思います。

おそらくですが私がこれまで話題にしてきたカクテルとは少し毛色が違うかもしれませんが、
そこも含めて楽しんでいただければと思います。

カルーアミルクのイメージ

皆様はカルーアミルクに関してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

甘いや女性が好きそうなど様々なイメージがあるかもしれません、
私も大まかにそのようなイメージでした。

これなら飲みやすいからと女性に勧める男性はどの時代になっても後を絶ちません。

飲みやすいと誰でも飲めるは大きく違いますので、
知名度と味わいの印象が先行してしまうのはお酒としてなかなか怖いものを感じます。

きっとこの記事を読まれている方の中にもカルーアミルクで
酔い潰れた経験がある方もおられるはずです。

なぜ今回カルーアミルクの記事の始めが少々ネガティブに感じる内容になっているのかは、
全てこのカルーアの度数が要因となっています。

カルーアのアルコール度数とカクテルにした後の度数

ご存知な方も多いかもしれませんが、カルーアのアルコール度数は20%です。
これは簡単に比較するとワインよりは格段に高いアルコール度数となります。

とは言えカクテルにすれば度数が下がるので、結果誰もが飲める度数になるのでは?
そう感じる方もおられるでしょう。

ではカルーアミルクにした場合の簡単な度数ですが、
ポピュラーなレシピは下記のようになっています。

カルーア 1/4

牛乳 3/4

このレシピで作れば単純にアルコールは5%となります、ビールに近いくらいの度数です。
そう聞くと大した度数では無いように感じます。
量さえ気をつければとても美味しく親しみやすいカクテルと言えます。

カルーアミルクの口当たりと飲みやすさ

度数に関しては先ほどの通り、1杯程度ならお酒が全くダメな場合を除き
ほとんどの方が飲めるカクテルかと思います。

ではカクテルとしての口当たりはと言うと、とても飲みやすいです。

カルーアの比率をかなり上げないとアルコール感を感じる事も少なく、
味わいはチープな表現ですがコーヒー牛乳です。

缶ビールなら1本が限界の方でもこれならその倍は飲めてしまうかもしれません、
しかしここが最大の注意点となります。

口当たりの良さから杯がいつもより進んでしまうことで結果的に体調を崩してしまうかもしれません。
ですのでカルーアミルクのようなカクテルを飲む際は
その点を理解した上で飲まれることをお勧めします。

レシピ例

注意点が多くなっておりますがここで自宅でできるレシピ例を紹介します。

使用材料

カルーア 40ml
牛乳 90ml
バニラアイス 20g
ココアパウダー 適量

1、ココアパウダー以外の材料をプロテインシェーカーなどで良いのでその中に注ぎます。
2、シェーカー内のバニラアイスを混ぜながら少し溶かします。
3、シェーカー内に氷を入れシェークします、素早く10秒程度で大丈夫です。
4、シェーカー内の氷ごとグラスに注いでください、

 茶漉しなどで濾せばよりきめ細やかに仕上がります。
5、仕上げにココアパウダーを振りかけて完成です。

Ending

これから年末に近くなり普段は飲まない、または飲めないお酒を飲む機会があるかもしれません。
そのような時にカクテルの味で杯が進み過ぎてしまわないようにしましょう。

今回は本当にネガティブに感じる内容かもしれませんが、
カクテルとはお酒を感じさせないものが多く
その結果お酒自体に悪い印象を持つ方が増えないことを願っています。

四ノ宮清十郎

若くしてバーの世界に飛び込む。
オーセンティックバーなどで修行を積み、独立。
現在は関西を中心に飲食コンサルタントとして活躍中。

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