Cocktail Story ~ 度数の高いカクテルの楽しみ方

introduction

今回は度数の高いカクテルの楽しみ方についてお話ししていきたいと思います。

飲んではみたいがお酒に強くない、早く飲んでしまわないといけないなど
度数が高いカクテルにはいろんなイメージがあると思いますが
そんなカクテルを飲むときのちょっとしたコツや注意点を解説します。

度数が高いカクテル

やはり全体的にショートカクテルは度数が高い傾向にあります。

代表的な例として以前記事にしたマティーニをあげます、
非常に度数が高く40%近くの度数で提供されることが多いです。

この様なカクテルを全ての方が短時間で飲み切れるわけはなく、
人によっては一口でそれ以上飲めなくなるかも知れません。

このようにショートカクテルには度数の高いものが多く、
味が好きでも口当たりのアルコール感が強く感じてしまいます。

普段飲んでおられるカクテルがロングカクテルで口当たりが優しいものであれば尚更です。

しかし度数の高いカクテルには甘味と酸味のバランスが取れた
大変おいしいカクテルが多いのも事実です。

度数の高いカクテルの飲み方

ロックスタイルなどのカクテルでも度数が高いものは多いですが、
その場合はゆっくりと氷を溶かしながら飲めば問題ないと思います。

しかしショートカクテルの場合は氷が入っていないため
ぬるくならないうちに飲むことが推奨されていたりします。

しかし全てのショートカクテルがその様なわけではありません。

マティーニやマンハッタンなどステアで作るカクテルで、
果汁を含まないものに関してはゆっくり飲んで少し温度が上がることで
カクテルの香りを一層楽しむことができます。

個人的にはお勧めの飲み方です。

上記と逆にシェークで作り果汁を含むカクテル、
ギムレットなどのカクテルは温度の変化によって酸味がたってしまう可能性もあるため
ロックス帯で飲まれることをお勧めします。

バーでのオーダー

上記のように本来ショートで提供されるカクテルをロックスタイルで注文する際に、
少し店側やバーテンダーに遠慮してしまうかも知れませんが私はその様な必要はないと考えます。

おそらくではありますがお酒が強くはないがこのカクテルの味が好き
などの事を伝えると喜んで提供していただけるかと。

経験上お断りしたこともなければ、断られている場面に遭遇したこともありません。

ショートの場合はゆっくり飲みながら、一緒にお水を飲んでください。

もし初めて勇気を出して飲んでみたものの飲みきれないと感じた時は、
無理をせずバーテンダーに伝えましょう。

Ending

無理して飲んで、帰りに何かあってはその方が大変です。

どんな店のバーテンダーもお客様が無事帰宅される事を願っているはずなので。

今回紹介させていただいた飲み方の案はあくまでご自身で試していただくためのものになります。

お酒が苦手な方に無理に勧めたりするためのものではありませんのでご理解ください。


四ノ宮清十郎

若くしてバーの世界に飛び込む。
オーセンティックバーなどで修行を積み、独立。
現在は関西を中心に飲食コンサルタントとして活躍中。

You May Also Like

More From Author