スモールビジネスのマーケティング考 -ホームページ編-

スモールビジネスといえば、小規模の事業者を指す言葉ですが、
個人で専門ジャンルで動くフリーランスであったり、
趣味で製作した商品をECで販売したり、実際に店舗を出す方もスモールビジネスでしょう。
ニーズの多様化により大量生産、大量消費の世界観が受け入れられなくなり、
小さなマーケットができやすい現代では、スモールビジネスが活かしやすい世の中に移行しています。
例えば、D2C(Direct to Consumer)と呼ばれるビジネスモデルがもてはやされていることが、一つの現れでしょう。

今回からスモールビジネスに特化して、マーケティングのあれこれ考えてみたいと思います。

 

■ホームページを作るなら独自ドメイン+レンタルサーバー+CMS


今、情報の発信源としてはSNSがメインになると思いますが、B2Bビジネスで展開されている方はもちろん、B2Cビジネスでもホームページは持っておいて損はないと思います。私自身、企業と契約を結ぶ際にホームページを求められました。(その方が与信の審査が早いらしい)B2BだけでなくB2Cでも、長いスパンでのビジネスを考えられている方は、有料になりますが、「独自ドメイン+有料レンタルサーバー+CMS」という組み合わせでHPをHPを制作してみてはいかがでしょうか。独自ドメインであれば、独自性をアピールでき、信頼性を高められることも期待できますし、事業に対しての意気込みも感じられます。実際に、更新が必要だったり、面倒なこともありますが、本気で長い期間に渡りこの事業に取り組むのであればメリットの方が大きいでしょう。
無料のレンタルサーバーやブログサービスなどでも独自ドメインの利用は可能なサービスはありますが、無料であるデメリット・・・例えば、不必要な広告であったり、容量に限界があったり、拡張性が低かったり、そもそもいつサービスが終了するか不明確です。独自ドメインをとってまで、このビジネスで起業し長く取り組むのであれば、有料のレンタルサーバーで進めるのが正解だと思っております。
CMSとは「Contents Management System/コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、HTMLやCSSなどの専門言語の知識なしで、ホームページの構築、更新が容易に行えます。私自身も専門言語の知識はほぼないですが、CMSを用いてホームページの構築、更新を行っております。CMSによっては使えるレンタルサーバーが限られている場合がありますので、その辺はレンタルサーバーを選択する際にご注意ください。通常のホームページであれば、WordPressという無料のCMSで十分だと思いますが、構造に凝ってみたいとか、ECを行う場合は、他のCMSを検討してみるのもいいでしょう。

 

■更新が面倒な時の代替策

CMSで構築されたホームページであれば、テンプレートを設定すればブログを更新するように容易に更新作業が行えます。
写真や画像を掲載するだけでなく、動画の掲載やリンクの設置のなど可能ですが、実際には面倒ですよね。
特に起業したての場合、ホームページの更新まで手が回らないことは多々あります。
そこでSNSのウィジェットを目立つ位置に掲載し、SNSを更新すればウィジェットも更新されるので、
ホームページ自体に更新感が生まれるので、ホームページ自体の更新頻度下げることもできます。
TwitterやFacebookであれば、公式にウィジェットが用意されていますので、
こちらをコピペで貼り付けることにより、ホームページに掲載
Insstagramに関しては、以前はウィジェットがありましたが、ウィジェットサービスが停止されました。
しかし、CMSが用意するプラグインや、外部ツールを用いればホームページに掲載できます。
Youtubeも同じようにプラグインを用いれば、Youtubeチャンネルの最新動画が掲載可能になります。

SNSの更新はあくまでも補完的な更新になるので、ホームページの更新は必要ですが、
SNSを更新すればウィジェットも更新されるので使わない手はないと思います。

羽木昌尚

2004年にコンテンツプロバイダに入社。
デジタルコンテンツの権利の許諾獲得、自社サービスのプロモーション業務に従事。
2006年にコンテンツデベロッパーに入社。
自社アプリの広告出稿業務に従事し、担当アプリにて900万DL達成。
また、自社メディアでの広告マネタイズを経験。
2018年より独立し、モバイルゲームやアプリをはじめ、
有名おもちゃメーカーなど様々な企業、プロダクトのマーケティング戦略の立案と実行を支援。

You May Also Like

More From Author