Cocktail Story ~    マティーニ martini

Cocktail Story ~ マティーニ martini

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introduction

今回はマティーニに関して色々お話しさせていただきます。

名前や見た目は広く認知されていながら、
高いアルコール度数と酒感の強い味わいでなかなかに人を選ぶカクテルでもあります。

そんなマティーニについて今一度向き合ってみたいと思います。

マティーニについて

まず初めにマティーニについて簡単に説明したいと思います。

使用材料はジンとドライベルモット、オレンジビターズにレモンピールとオリーブです。
脚付きのカクテルグラスで透明のカクテルにオリーブが入ったものを
想像していただければイメージできると思います。

見た目は誰にでもイメージできるカクテルではあるのですが、
それとは裏腹に非常に度数が高く味わいに関しても
酸味や甘味がしっかり加わるものでもないため正直万人ウケするカクテルとは言えないでしょう。

ジンをロックで飲まれるような方にはオススメですが、
そもそもジンを好んで飲まれる方は既にマティーニも飲まれていると思います。

そんなマティーニですがバーテンダーの実力次第では、
アルコール感を感じにくいまろやかな口当たりに仕上がります。

ただまろやかであっても度数は変わらないのでそこは注意が必要です。

バーでのマティーニ

店舗の雰囲気によってマティーニはバーテンダーの実力を測る指標の一つとして
お客様からオーダーされることがあります、
個人的には何様のつもりかと思うことがよくあります。

自身も経験し、近年でもそんな状況を見かけます。

一部のジャンルのバーでの恒例行事のせいで
バーテンダーの必須科目のようになっているマティーニではありますが、
バーの形態やジャンルによっては全く作らないカクテルでもあります。

私が過去に勤務していた店舗ではマティーニを作らない日はなく、
客席の少ない店ではありましたが平均15杯程度は提供していました。

しかしながら現在私が最も通っている知人の店舗ではマティーニを見たことがなければ、
マティーニというカクテル名すら耳にしません。

マティーニという誰もが知っていそうないかにも
王道のカクテルであっても店舗ごとに需要の差があり、
現在では必ずしもバーテンダーの実力を示すものではないかもしれません。

自宅でのマティーニ

ここまでの内容で見ると、マティーニは非常にハードルが高い
カクテルに思えてきますがそのレシピと作り方は非常にシンプルです。

基本的なマティーニのレシピと作り方は以下となります

1、ミキシンググラスに氷を入れてステアし、よく冷やす。

2、ミキシンググラスの水をよくきり、オレンジビター ドライベルモット ジンを注ぐ

3、しっかりとステア(個人的な体感ですが秒間2回転くらいのペース)

3、冷やしたカクテルグラスに注ぎカクテルピンに刺したオリーブを入れてレモンピールを振りかける

レシピ例:

ジン 50ml (冷凍したもの)
ドライベルモット 10ml
オレンジビター 5ds (5滴)
レモンピール 
オリーブ

上記のような構成になってはおりますが、ご自宅で再現される場合はロックグラスで
氷を入れた状態で飲むロックスタイルも良いと思います。

その際は上記レシピをロックグラス内で完結することで手間と洗い物を減らすことができます。

Ending

今回のマティーニですが、カクテルだけでなくバーやバーテンダーの
小さなあるあるまで見えてくるのが個人的に面白く感じました。

王道でスタンダードなカクテルは固定観念で見られがちですが
時代によってお酒を飲む方の考えや趣向も変わり、
それらに伴いレシピなども変化していくものだと考えています。

はるか先の時代ではもしかするとマティーニも
レシピが変化しているかもしれないと思うとなかなかに感慨深いものがあります。

ちなみに遥か昔のマティーニはジンとベルモットが1対1だったそうです。


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Profile

四ノ宮清十郎

若くしてバーの世界に飛び込む。 オーセンティックバーなどで修行を積み、独立。 現在は関西を中心に飲食コンサルタントとして活躍中。