IVS2023 KYOTOに行ってきた

 2023年6月28日(木) 〜 6月30日(金)に京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された「IVS2023 KYOTO」に行ってきました。

 IVSとは2007年に開始された日本最大級のスタートアップ企業経営幹部が集まるカンファレンス&コミュニティになります。さらに2022年より「IVS CRYPTO」が開催され、Web3領域において日本最大規模のカンファレンスだそうです。以前は招待制で行けると思ってませんでしたが、今回から、「多くの人々が「次世代」を産み出すために集う”プラットフォーム”へとアップデートさせ、アジアNo1のスタートアッププラットフォームを目指します。」とのことで、入場PASSを手に入れられれば、参加出来るようになりました。

 参加して、詳しいレポートが書ければ良いのですが、セッションなどに参加せず、フラフラとしながら色々なブース巡りをして、ちょこちょことサイドイベントに行ってた感じです。あと、京都の蒸し暑さにやられてました(笑)そんな中で色々と思ったこと、感じたことをまとめてみました。

■カンファレンス・展示会ビジネスの将来像

 IVS2023 KYOTOですが、公式では9,000人、風の噂では1万人が参加したと言われ、多分、日本で屈指のビジネスカンファレンスになったのかなと思います。To B向けをビジネスカンファレンスや見本市、To C向けを展示会と分けて考え、様々なビジネスカンファレンスや見本市、展示会に参加してきましたが、
サイドイベントの充実がIVSの特徴かなと思います。IVSに長らく参加されている方々は、メインの会場に少し顔を出して、あとはミーティングやサイドイベントに勤しんでいるイメージがあり、ですので、1日で済むようなカンファレンスの出席も、2〜3日いらっしゃる方が多いイメージです。

 今年は中止になりましたが、海外のTo B向けゲームショーであるE3(Electronic Entertainment Expo)も
公式のサイドイベントや、非公式の衛星イベントが多いイメージです。で、東京モーターショーなどの車関連の見本市、展示会や、東京ゲームショウなど、参加メーカーの減少に伴う規模の縮小を感じられますが、ここでイベント自体の意義の見直しが必要なのかなと、改めて思いました、特にTo C向け。小規模のサイドイベントなどを開催し、熱量の高い小規模のコミュニティ形成を多数形成するのが、今後マーケティング的に重要になってくるのかなと思います。

■京都のホテルの間取りから感じたホテル業の変遷

 今回、京都に2泊したのですが、泊まったホテルが非常に想像を働かせてくれました。IVSが開催されている会場から徒歩で行け、安い上に大浴場付のホテルを選んだのですが、宿泊した部屋がシャワーブース付のツインの部屋だったのですが、部屋に入ると、土間から小上がりで部屋もツインの部屋にしては広く、ベットサイドのスイッチも何か位置関係が何か変で、ベットの照明が何故かツインの部屋に3つもあり、あと、トイレが接着剤臭い。。。。まず、土間から小上がりという点で、元々は和室だったのでは?ベットサイドの照明が3つもあるという点で、和室からトリプルの部屋に改装されたのでは?また、改装されたてのようにトイレが接着剤臭と、部屋の内装の感じと比べ、新しい感じのシャワーブース。

 色々と状況をとりまとめて考えたのが、元々は修学旅行などの大規模の団体旅行向けのホテルだったのだが、少子化と生活環境の変化で、和室からトリプルの部屋に変遷し、コロナ禍により、ベット数を減らしツインになり、ビジネスホテル化の為なのか、大浴場を使うのが苦手な方向けなのか分からないが、シャワーブースを付けたのかなと感じられました。

 正直、交通の便も良くないホテルで生存競争を生き抜くために、社会の変化と共に変遷を感じさせるホテルでした。

■マーケティングとWeb3

 とりあえず、私はマーケティング支援を行なっており、今、お手伝いしている一つがBCG(ブロックチェーンゲーム)と言うのもあって、その手のブースに伺う事が多かったのですが、CRYPTO系はなんとなく停滞感を払拭しようとする動きが多かったのかなと感じられました。あくまでも、個人的な考えですが、前の仮想通貨ブームが2017~2018年、2021~2022年のNFTブームと数年置きに来ていますので、数年後にはBCGブームが来るのではと考えています。もっというとブームというより、ゲームの基本として、ブロックチェーン技術が組み込まれ、ゲーム内のアイテムがNFTとして取引されるのかなと思います。今回、展示されていたBCGは、今までのBCGよりもクオリティが高く、ゲームとしても面白そうなのが多いイメージでした。今は厳しい状況かも知れませんが、数年後には花が咲き乱れそうなジャンルだと思います。また、マーケティングとしては、Web3化。。。ぶっちゃけ、今現時点でWeb3を正確に定義づけできるものはありませんが、コミュニティの形成が重要視され、共創マーケティングが様々な形で形成され、クローズドな市場で高単価化に一旦進み、強固でクローズドなコミュニティを起爆剤に、一気に広げるのが正解なのかなと。で、その強固なコミュニティを形成するのに、特別な体験であったり、トークンであったり、NFTが活用されるのかなと思います。

 兎にも角にも、初めてのIVSで、久々に会う人たちやご挨拶させて頂いた方々に、刺激を受け、色々考えさせられ、そして、リアルに会うことが重要だなと、改めて感じました。(ここまで、1時間半で勢いで書きましたw)

羽木昌尚

2004年にコンテンツプロバイダに入社。
デジタルコンテンツの権利の許諾獲得、自社サービスのプロモーション業務に従事。
2006年にコンテンツデベロッパーに入社。
自社アプリの広告出稿業務に従事し、担当アプリにて900万DL達成。
また、自社メディアでの広告マネタイズを経験。
2018年より独立し、モバイルゲームやアプリをはじめ、
有名おもちゃメーカーなど様々な企業、プロダクトのマーケティング戦略の立案と実行を支援。

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