Cocktail Story ~ 自宅でのカクテル(ステア編)

introduction

 今回はステアで作れるカクテルをいくつか紹介したいと思います。

 前回の内容と合わせて読んでいただけるといいかもしれません。本来ならカクテルグラス(足付き)を使用するカクテルも今回はロックスタイルで紹介します。度数が高いカクテルの紹介になるためお試しの際はゆっくり飲んでください。

アラスカ

ドライジン 40ml
シャルトリューズジョーヌ 20ml

 割と認知されているカクテルですね、薬草系のリキュールが好きな方には大変おすすめです。

 シャルトリューズジョーヌを使用しているため甘味は強い方ですがステアでしっかり冷やすことが重要です。それでも甘さが気になる時はシャルトリューズヴェールを使用することでよりドライな味わいとなります、その場合はグリーンアラスカに名前が変わります。 どちらも度数が高いため、気に入られた場合は冷凍保管しておけばより良いと思います。

マンハッタン

ウイスキー 45ml
スイートヴェルモット 15ml
アンゴスチュラビター 1ds
マラスキーノチェリー 1個

 こちらはもっと知名度が高いカクテルです、本来はレシピにライウイスキーなどと表記するのですが今回は自宅で作る前提で紹介しているのでウイスキーと表記しています(自宅にある飲み慣れたウイスキーが有ればそちらを使用してください)

 ウイスキーのタイプによって味の変化を楽しめるカクテルでもあるのでさまざまなウイスキーで試してみるのも良いかと思います。私の好みでレシピを組んでおりますが、ウイスキーとベルモットを調整して甘味を増すなどしても良いかと。

バンブー

ドライシェリー 40ml
ドライベルモット 20ml
オレンジビター 1ds
レモンピール

こちらは以前紹介したカクテルですが、上記2つよりは優しいアルコール度数となります。ですがステアをした後でも17度近くの度数にはなるのでロックスタイルでゆっくり飲んでもそれほど水っぽくはなりません。こちらのカクテルは主材料2つは冷蔵保管がベストなので、結果的にステアでカクテルを冷やす前準備ができていることになります。ですので上記2つのカクテルよりはステアは手早く短めで良いと思います。仕上げにレモンピールを絞りかけますが、こちらは有れば望ましい程度に捉えていただければ良いです。

Ending・注意点

 ステアのカクテルに絞って紹介しましたが、ご自宅で作られる場合に少し注意点があります。

 ご自宅で作るステアのカクテルはロックスタイルで飲む場合そのままグラス内でカクテルを作って問題はないのですが、頻度が高い場合はミキシンググラスを用意したください。グラスの中でバースプーンが回転するため内部に少しづつ傷がついてしまうのですが、温度変化などで亀裂が入り持ち上げた瞬間にそこが抜けるような割れかたをすることがあります。非常に稀ではあるのですがカクテルを作る頻度が上がったように感じた時は飲むためのグラスとカクテルを作る道具を分ける事が重要です。


四ノ宮清十郎

若くしてバーの世界に飛び込む。
オーセンティックバーなどで修行を積み、独立。
現在は関西を中心に飲食コンサルタントとして活躍中。

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