ご無沙汰しておりました。
以前の記事より期間が空いてしまいましたことお詫び申し上げます。
四ノ宮清十郎です。
その間にすっかりと暖かくなりましたが、
以前と変わらずコロナが我々の生活に多くの影響をもたらし続けています。
街を見渡しても人手が増えては減りを繰り返す状態となっており、
未だ元の生活に戻ることができない日々です。
そんな中飲食店を訪れる機会が減った分、
自宅で料理をする機会が増え新たな趣味のようになったという方の話をよく耳にします。
お酒に関しても同じようで、
感染対策や営業時間等を考慮すると、
バーに足を運ぶことが大変難しくなっており、
自宅でよく飲んでいたカクテルの再現等をされる方も増えているようです。
今回はそのような方に向けて、
バーでのカクテルはどこまで自宅にて再現可能か?
というところを大きく3つの項目に分けて解説してみたいと思います。
Table of Contents
ベースとなる酒類と副材料の購入
![](https://drink-c.com/wp-content/uploads/2021/04/IBUSzoom_TP_V-1024x644.jpg)
カクテルを自宅で作る上でまず初めに、
目的にカクテルに使用される材料を購入することになります。
例としてジントニックをあげる場合、
使用材料はジン、トニックウォーター、ライムとなります。
通われていたお店の使用されているアイテムがわかっていらっしゃる場合は、
それらアイテムを、見た目でしか覚えていない場合は、
大手通販サイトでジンや、トニックウォーターと検索すれば、
写真も表示されますので見つけることは容易であると思います。
現段階でお分かりだと思いますが、
国内のバーで使用されている材料に関しては、
ほぼ一般に流通しているため購入することが可能です。
店舗によって何らかの形で手を加えておられるものや、
独自に輸入をされているものでない限りは、
ご家庭でほぼ全ての商品を手にすることが可能なので、
使用材料に困ることはないと思います。
注意点を挙げるならば、
ベースとなるお酒を購入する際はまず1種類を購入してください。
色々目移りして複数購入すると後々消費に困ったりする場合があるので、
まずは馴染みのあるものを1本選び、
それをベースに様々なカクテルに挑戦してみるのが良いと思います。
それ以外にもカクテルのレシピにはお酒自体を複数種使用するものもあります。
ネットで検索するだけでも多くのレシピを得られますが、
ベース一つで作成できるものから試したほうが良いです。
本当に自宅が酒瓶だらけになりかねないのでご注意ください。
作成するカクテルに使用する道具類
![](https://drink-c.com/wp-content/uploads/2021/04/cups-2660966_1280-1024x683.jpg)
自宅でカクテルを作成する場合にいくつか道具が必要になる場合があります。
グラスに関しては近しいものであれば良いかと思いますが、
なるべく安価で割れにくいものをご用意ください。
割れても気にならない、割れにくいことで怪我をする可能性を減らせるなど、
メリットが多いのでよほど特別な日でもない限りは安価なグラスをお勧めします。
その他必要になるものだとバースプーンやシェーカーがありますが、
バースプーンに関しては他のマドラーや細身のスプーンでも代用は可能です。
少しでも再現度をあげたい場合は購入をお勧めします。
こちらも同様通販サイトで安価で購入可能です。
ここからが少し注意が必要になります、
というのも再現したいカクテルがシェーカーを使用するものやフローズンカクテルである場合です。
フローズンカクテルに関しては、
一般的なフードプロセッサーやミキサーで代用可能ですし、
シェーカーも安価で購入できます。
しかしながらこの2点を使用する際にはかなりの音が発生します。
自宅でお酒を飲む時間が夜間であるという前提で考えると、
なかなかにハードルが高くなってしまいます。
ご自宅が一軒家であるならば多少は近所への音漏れも緩和できるかもしれませんが、
容器内で氷が動いたり砕ける音は想像よりも大きいものなので十分にご注意ください。
果物や氷の準備
![](https://drink-c.com/wp-content/uploads/2021/04/ice-cubes-3506781_1280-1024x682.jpg)
再現となると拘りたくなるものの一つに氷があります。
冷蔵庫に備わった製氷器の氷では溶けやすく、
氷自体の大きさも小さいため、
カクテルを作る難易度が大幅に上昇してしまいます。
ご自宅にて大きく透明度の高い氷を作る方法もありますが、
手軽さという点に欠ける部分がありますので、
まずはコンビニ等で売っている氷をお勧めします。
ブロックのものではなくかち割の状態で売っているものの方が手軽です。
ブロックのものを割る事を勧めるバーテンダーが多いかもしれませんが、
酔った状態でもう一杯なんて時に、氷を割らなくてはいけない状況になりますと、
怪我をするリスクがついてきます。
どうしてもブロックのものから割りたい場合は、
休日の時間がある時でお酒を飲む前に多めに準備をしておきましょう、
また必ず手袋をしてアイスピックの使用には十分周囲してください。
バーで氷を包丁で割る姿を見ることもあるかと思いますが、
そちらに関してもあまりお勧めはできません。
刃こぼれを起こす可能性があり、
大きくかけた場合その刃がどこに混入しているかわかりませんので、
必ずアイスピックをご使用ください。
カクテルのレシピによっては柑橘類を使用することもありますが、
オレンジやグレープフルーツは既製品のジュースで問題ありません。
レモンやライムはフレッシュなものの使用をお勧めします。
どうしても果実を絞ったもので再現される時は、
こちらに関してもカットは先に済ませておいてください。
ご自宅でのゆっくりとした時間に怪我をしてしまうリスクは少しでも減らしましょう。
最後に
![](https://drink-c.com/wp-content/uploads/2021/04/IBUS458A2239_TP_V-1024x682.jpg)
自身の経験上、カクテルを自宅で再現することは可能と考えております。
しかしながら再現度が上がるほどに、何か物足りなさを感じる方もおられるかもしれません。
おそらくはそこがバーにしかない部分なのだと考えております。
少しでも早く気軽にバーに来店できる日が来て、
自宅で作ったカクテルとバーのカクテルの違いを日々比べられるような生活に戻ることを願うばかりです。
また今回の記事の内容は文章のみでお伝えするには限界があると考えており、
近く音声や動画にて皆様によりわかりやすく解説できるよう準備を進めております。
配信の際は改めてお伝えさせていただきます。